今年6月に発生した東名高速での煽り運転による悲しい事故。みなさんの記憶にも新しいのではないでしょうか。目の前で両親を亡くした子供達のことを思うと、胸が痛くなります。現在では容疑者が捕まり、ニュースでも多く取沙汰されていますね。もし、あなたが煽り運転に遭ったら、どのような行動に出ますか?煽られたことにイライラして仕返しをしようとしたり、逆に煽り運転をされて怖い思いをしたり、人の命に関わる事故が起きてしまう可能性もあるのです。今回は、煽り運転をされたときの対処法をご紹介します。
煽り運転とは
煽り運転とは、前を走行する車に対し道路を譲るように強要する行為のことを言います。わざと車間距離を詰めて走行したり、急ブレーキをかけて後ろの車との距離をわざと詰めてきたり、危険極まりない行為なのです。
ときには、ハイビームや幅寄せなどによって相手を威嚇したり、嫌がらせをしたりすることもあります。
煽り運転は法律違反
煽り運転は、人の命を奪いかねない危険運転のひとつとなります。相手を怪我や事故に追いやってしまった場合、危険運転致死傷罪が適用される可能性があり、厳正に処罰されます。
もし、煽り運転で死亡事故を起こした場合、1年以上20年以下の有期懲役となります。遺族としては家族の命を奪われたのに、数年で社会復帰している加害者の姿を目の当たりにしたら、納得できないのが正直な気持ちではないでしょうか。
なぜ煽り運転が発生してしまうのか
どうして煽り運転が発生してしまうのでしょう。考えられる原因として、前方車と後方車との速度の違いにあると思われます。後方車よりも前方車の速度が遅いと、後方車がしびれをきらして煽り運転を行うことがあります。
また、無理な割り込みにより後方車が驚きと同時に怒りを感じ、割り込みをしてきた前方車に対し煽り運転をするのです。
この他に考えられる原因として、運転手が精神的に異常な場合です。精神状態が安定していない運転手は、煽り運転をしやすいと考えられ、ハンドルを握ること自体が危険なのです。
煽り運転の対処法
煽り運転に遭遇する確率を減らすための対処法をご紹介します。
1:ドライブレコーダーを設置
煽り運転による事故が注目されるなか、ドライブレコーダーの設置を検討する方も増えたのではないでしょうか。
実際に、煽り運転をされた車にドライブレコーダーが設置されていなくても、周囲を走る車にドライブレコーダーがついていたことで、事故の原因や詳細を知るきっかけになることもあります。
ドライブレコーダーは前方だけに設置している人も多いのですが、後方にもつけることで二重の安全対策ができるのではないでしょうか。
2:煽り運転対策のステッカーを貼る
ドライブレコーダーよりも手軽に対策をしたいという方は、まずステッカーで対策をしてみましょう。
- 「前後方録画中」
- 「赤ちゃんが乗っています」
など、相手に対し煽ったら面倒なことになりそうと思わせるのもひとつの手段です。
3:ダミーカメラの設置
リアガラスにダミーカメラを取り付けることで、後方車に常時録画していることを知らせることができ、悪質な煽り運転を回避できる可能性があります。中古や故障している本物のドライブレコーダーをリアガラスに設置すると、よりリアリティがでますね。
後方車にドライブレコーダーが設置していることを伝える意味で、ダミーカメラの設置も効果がありそうです。
煽り運転をされた場合はどうすればいい?
煽り運転に遭わないための対策もしたのに、煽り運転をされてしまったらどうしたらいいのでしょう。ここでは、煽り運転をされたときの対策をご紹介します。
1:素直に道を譲りましょう
確実に煽り運転を回避するには、素直に道を譲ることです。煽られてイライラしたり仕返しをしたりするようなことは、煽り運転をしてきた相手を逆上させてしまうだけです。煽り運転をされても「関わらない」ことが大切です。
2:冷静を保ち自分の運転に集中
煽り運転をする人は、自己中心的で自信過剰な人に多いようです。運転がヘタなのに自分の運転を上手いと感じていたり、キレやすく心にゆとりがなかったりする人も煽り運転を発生させやすいでしょう。
本当に運転が上手な人は、気持ちに余裕がある人です。そのような人はそもそも煽り運転をしないため、相手にせず冷静を保ち自分の運転に集中しましょう。
3:同乗者がいれば煽り運転を動画撮影
煽り運転をされた場合、同乗者がいるなら後方車をスマホで動画撮影するのも対策のひとつです。ただ、注意しなければいけないのが、相手に撮影していることを気付かれてしまわないこと。
危険行為を撮影することは貴重な証拠となるため重要ですが、相手に気付かれ逆上させてしまうのはもっと危険です。無理をせず相手に道を譲るのが賢明でしょう。
最後に
いかがでしたか?煽り運転に遭遇してしまったら、まずはどうすべきなのか事前に知っておくことで、突然のことにも対処しやすいのではないでしょうか。相手にキレたり仕返しをしたりするのは危険極まりない行為であり、自分が事故を起こしてしまうリスクもあります。相手にせず道を譲るなどの冷静な判断と安全運転を心がけましょう。
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