2016年の冬至は12月21日です。冬至といえば、かぼちゃを食べてゆず湯に入る!というイメージが強いですよね。でも、なぜかぼちゃを食べたり、ゆず湯に入るのか知っていますか?日本には昔からの言い伝えや伝統があり、今でも続けて行われているものもありますが、その意味をきちんと知っている人は意外に少ないのかもしれません。今回は、冬至の豆知識をご紹介します。
冬至とは?
冬至とは、1年の中で最も日照時間が短い日のことを言います。反対に、日照時間が1年で最も長い日を夏至と言います。そして、夏至と冬至の日照時間を比べると、なんと北海道では約6時間半、東京でも約4時間半もの違いがあるのです。寒くなると日没が本当に早く感じられますよね。
また、古代中国では冬至の日を1年のはじまりとし、太陽の復活の日として暦を呼んでいたこともあり、冬至の日はおめでたい日とされていたそうです。
そして、新月と冬至が重なる日を「朔旦冬至(さくたんとうじ)」と呼ばれ、19年に1度起こる現象で最も近い年で2014年の冬至がそうでした。そのため、次に新月と冬至が重なるのは、2033年とだいぶ先になるようです。
冬至にかぼちゃを食べるのはなぜ?
冬至には、「ん」のつく食べ物を食べると運がよくなるとされていました。このことを「運盛り」と言い、運盛りは縁起をかつぐだけでなく、栄養をつけて寒い冬を乗り切ろうという意味も込められているそうです。
そして、運盛りでよく食べられていたのが、れんこん、にんじん、だいこん、ぎんなん、うどんなどがあります。でも、かぼちゃには「ん」がないじゃない?!と思いますよね。かぼちゃを漢字で書くと南瓜(なんきん)となります。
つまり「ん」が2つついているということなのです。かぼちゃは夏野菜ですが、長期保存が効くため冬に栄養を摂るのにピッタリと賢人の知恵でもあるそうです。
冬至にゆず湯に入るのはなぜ?
どうして冬至にはゆず湯に入るのでしょう。ゆずは融通が利く、冬至は湯治というように語呂合わせからゆず湯に入ると思っている方も多いようですが、実はゆず湯にもきちんとした縁起かつぎの意味があります。
もともとは、運を呼び込む前の厄払いをするための禊(みぞぎ)だと言われています。そのため、運を呼び込む前に身体を清めるという意味で、ゆず湯に入っていたそうです。
昔は現代と違って毎日入浴することがなかったため、お湯に浸かることで身を清め、ゆずの強い香りは邪気を祓うという意味があったということです。
また、ゆず湯は各家庭でやり方にも違いがあり、丸ごとゆずをお風呂に浮かべるご家庭や、ゆずを輪切りや半分にカットしてお風呂に入れるご家庭、カットしたゆずを袋に入れて浮かべるご家庭とさまざまです。
注意したいのが、丸ごとゆずを入れる場合に1,2個では香りをほとんど感じられないため、数個入れるようにしましょう。また、カットしたゆずをそのままお風呂に入れる場合は、だんだんとゆずの形が崩れ果肉や種がお風呂に浮いて、後片付けや掃除が大変かもしれません。
この他にも、皮だけしか入れない、果汁だけ入れるなどゆず湯の楽しみ方はたくさんあるようです。
最後に
いかがでしたか?冬至の本来の意味を知ることで、楽しみ方も変わってくるのではないでしょうか。今年の12月21日の冬至は、ぜひかぼちゃとゆず湯で運を呼んでくださいね
また、日々寒くなってきていますがお布団でのこうやったら気持よく寝られるという方法を次の記事でご紹介しております。続けてお読みください!
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