昔からの風習で、北枕は「亡くなった人を寝かせる時の方角だから縁起が悪い」として敬遠されてきました。でも実は、北枕にはそれ以上に深い意味合いが存在し、枕を北に向けて眠ることで風水学的に大きな運気が得られるのです。もちろん、それ以外の方角を枕にすることでも様々な恩恵にあずかれます。枕を向ける方角によって、どんな意味と効果があるのか。詳しくご紹介します。
北枕は「死」ではなく「復活」を意味する
元々、北枕と死者が結び付けられるようになった起源は、仏教の祖であるお釈迦様が亡くなられたときに頭を向けていた方角だからと言われています。北を向いて亡くなったという事実だけが独り歩きして、北枕は縁起が悪いと言われるようになりました。
しかし、お釈迦様は心臓にかかる負荷を和らげるために北枕にしたという説もあり、そういった体に良い効果が期待できる方位だとも考えられています。また、死者を北枕に寝かせるのは、魂の再生・復活を意味するためなので、意味合いとしては決して悪いものではないのです。
各方位ごとの意味と運気
北枕
風水学では、北向きに眠ることは「熟睡・疲労回復」の効果があるとされています。これは地球の磁力が南から北に向かって流れているため、その流れに乗ることで磁力が持つリラックス効果を強く得て脳の働きが正常化され、質の良い睡眠がとれるからと言われています。
疲れが取れなくて睡眠不足だという人は、一度北枕にしてみると良いかもしれませんね、
他にも北の方角には、人間関係の改善や金銭運が良くなるなどの効果があります。
南枕
南向きに寝ると、磁力の流れが北向きと逆になるため、脳が冴え渡って多くの発想やインスピレーションを得ることができます。芸術家や学者など、独創的な考えを活かせる仕事の人にはうってつけの方位です。
ただし、脳が冴えすぎてリラックスできず、寝不足になることがあるので注意が必要です。
南の方角には、勤勉や努力などの意味があり、耐え忍ぶ力を養う効果があります。集中力がない人、落ち着きがない人などに最適です。
東枕
東は太陽が昇る方角ということもあって、自然と早起きができる方位だと言われています。「早起きは三文の徳」という諺通り、規則正しい起床ができることによって、健康面でも良い効果が得られます。夜型の人や、少し気持ちが沈んでいる時には、東枕が効果的です。
東の方角には起業や昇進といった、将来に向けて前進していける良い意味合いが込められているので、出世野心のある人にはもってこいです。
西枕
西枕は、東とは逆に日の沈む方角のため、落ち着いて熟睡できる方位とされます。睡眠不足の人や、夜なかなか眠れない人は西枕を試してみると良いでしょう。
西の方角には、金銭運や恋愛運、商売運が良くなる効果があり、特に飲食業、接客業の人に良い影響があると言われています。ただし、西側に水回りや水に関係するものを置いていると、運気が逆転して大きなトラブルに見舞われる危険があるため、注意が必要です。
寝る方角を変えられない時は
枕の向きを変えてみたいけれど、部屋の間取りの関係やベッドで寝ているなど、そう簡単に色んな方角を試せない場合もあります。そんな時には、各方角を象徴する色の枕を使用することで、その方角に向かって寝ているのと同じ効果が得られます。
各方位ごとに縁起が良いとされている色は、北が白色、南が緑色、東が赤色、西が黄色です。
シーツや枕カバーの色を意識するだけでも効果が期待できるため、ぜひ試してみてください。
最後に
人が健康に生活していくために、質の良い睡眠は欠かせません。自分の体や心の状態に見合った眠りを維持するために、方角も意識してみてはいかがでしょうか。
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