普段、飼い主が猫できる最低限の健康管理は何でしょうか。病気を未然に、または治る段階で病院に連れていくことができるよう、また、病院で正しい症状を獣医に伝えることができるよう、できることを考えました。
猫の健康管理は飼い主の責任
ほとんどの飼い主は猫に関する専門知識があるわけではないし、病気になったところで治すことはできません。ブリーダーからアドバイスをもらうこともできますが、毎日、健康状態を観ているのは飼い主です。いざ、病気になってしまったときにブリーダーにも獣医にも正しい情報を伝えられなければ、治療の妨げになります。では、飼い主は普段、猫のどこをチェックしておけばよいのでしょうか。
毎日チェックする必要があるもの
毎日チェックしなければならないのは、食事と水、トイレの3つでしょう。食事は、パッケージに記されている量だけを見るのではなく、あくまでも目の前の猫の調子を見ながら猫に一番適した量を見つけていくことで、「食べている」のか「食べていない」のか、判断がつきます。トイレも清潔を保つために、という理由もありますが、便や尿の状態を見るためにチェックは大切です。便は硬さをみましょう。何か、原因がはっきりしていて軟便、下痢が1日程度あるならよいのですが、続いていれば異常を疑い病院に連れていくべきです。便にいつも血が混じっている、肛門をみると脱腸している、など、おかしなことがあれば、病院に連れていくか、セカンドオピニオンでブリーダーに尋ねましょう。獣医は猫種に限らず動物全般の知識を兼ね備えているし、ブリーダーは猫種に特化した遺伝、親猫から見る性格、経験値があるので、双方向からのアプローチを試みましょう。尿の量は多すぎても少なすぎても病気を疑います。臭いがきつくてトイレの掃除は嫌かもしれませんが、かわいいわが猫のためならなんのその。しかも、最近は優れた猫砂があり、臭わない、(人間用の)トイレに捨てられる、(肥料として)再利用可、とトイレ掃除も苦にならなくなっているので、チェックも簡単に行えるはずです。
時々チェックしたいもの
そしてブラッシングのタイミングなど、時々チェックしたいのは、体重の増減と皮膚のチェック、爪の伸び具合と歯の汚れです。特に、避妊手術の後は体重が増加しやすい傾向にあり、表示通り、もしくは普段通りにあげていればあっという間に太ってしまうので、脂肪の付き具合を見る必要があります。よいコミュニケーションにもなりますし、飼い主と猫、お互いにとって楽しいチェックになるでしょう。病気であれば爪も伸びなくなり、血が通っているはずの血管が通ってなかったりします。口の中は変に臭ったり、歯石がついているようであれば、獣医かブリーダーに相談しましょう。ちなみに、白くなっていれば白血病かFIPの疑いがあり、しかも末期になりますので、健康な時の口の中の色や臭い、歯の状態を見ておくのは大切な判断材料になります。
愛猫の健康は、飼い主が守りましょう!
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