子猫が不治の病で亡くなりました。猫の不治の病がこんな身近で起こったことに驚き、心身ともにダメージを受けました。世の中には様々な猫の本が出回っています。私も、猫を飼う前に猫の飼い方の本を読み、猫との生活に必要な道具を揃え、雑誌の猫特集を読んで、私と猫との生活をイメージしていました。
子猫がわが家にやってきましたが、たった2か月で..
猫を飼うと決めてから1年後、ようやく我が家に子猫がやってきました。とても可愛く、性格もよく、静かな我が家で黄色い声が飛び交いました。ですが、でもその生活はたったの1ヶ月しか続きませんでした。
我が家に来て2か月後、死んでしまったのです。
猫の本にも書いてあったのかもしれませんが、きっと白黒で片隅での説明で目立たなかったのかもしれないし、雑誌にはおそらく書かれていない、致死率100%の治療法のない病気を発症したのです。
もしこの病気の存在を知っていたら、もう少し腹をくくって対処できたのかもしれませんが、知らなかったので、1年間待った可愛い子猫が目の前で衰弱して死に向かっていく様子は顔面蒼白でした。
病気の名は猫伝染性腹膜炎、通称FIP
発症する確率は1~5%です。コロナウイルスの突然変異による病気ですが、実は、コロナウイルスは飼い猫ならどの猫でも持っています。原因は不明です。コロナウイルスが突然変異を起こすと、死んでしまうことでしか鎮まる方法がありません。
薬もワクチンも存在しません。
FIPはドライタイプとウエットタイプに分かれ、ウエットタイプであれば腹水がたまるのでわかりやすいのですが、ドライタイプは器官をジワジワと痛めつけるので、症状が出るころは末期と思ってよいです。
我が家はドライタイプでした。
食欲不振から始まり、片目が赤くなり(ブドウ膜炎)、子猫にはありえない静かさ(沈鬱化)で、叫びながらのたうちまわり(てんかん)、後ろ足がマヒしてトイレに行けなくなり、神経も破壊され頭は傾き、全身マヒになると抑制力がなく、飼い主の指を血が出るまで噛みました。
点滴をしても本当に1日だけ元気で、対処療法でしかありません。点滴をした数日後にもっと悪くなる姿を見るのは地獄でした。
トイレに行けなくなってからは、犬猫用のおむつをしましたが、SSサイズなのに日に日にゆるくなり、隙間から漏れていました。
生きる屍にしか見えなく、右側から流し込んだ流動食がすべて左側から流れたとき、もうダメだ、と思いました。そして数日後、明け方、ゲージの中でのたうちまわり、死にました。
普段、あまり感傷的にならない私ですが、ここまで生き物を可哀想と思ったことはなく、心臓がキュッとなり、身の張り裂ける思い、という言葉を知りました。
猫を飼って4ヶ月
怒涛の日々でした。猫のことだけやるわけにもいきませんでしたし、知らないことについて緊急に調べて判断して発言しなければいけなかったし、少しの外出もままならず、元気であろうとしましたが、ショックとストレスで10キロ太りました。
猫をこれから飼う人も飼っている人も、FIPは知っておいた方がよい病気です。FIPの原因と治療法が確立することを願ってやみません。
最後に
同じような思いをしている方、他にもいらっしゃるかもしれません。この子猫はブリーダーから購入した猫でした。保証問題についてやはり話をしております。次の記事でご確認ください。
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