前回は、KADOKAWAが運営するサイト、カクヨムに関しての記事を書かせてもらいました。カクヨムでは様々なコンテストを実施しているのですが、今回はその中でも、現在(2018年1月現在)実施中の、カクヨムWeb小説コンテスト3に関して紹介します。
カクヨムWeb小説コンテスト3って?
カクヨムWeb小説コンテスト3、通称カクヨムコン3は、自ら創作したオリジナル作品(いわゆる一次創作)であり、本文が10万文字以上であれば、基本的には誰でも応募することができるコンテストです。
- 異世界ファンタジー部門
- SF・現代ファンタジー部門
- キャラクター文芸部門
- 恋愛部門
- ラブコメ部門
- ホラー・ミステリー部門
の6部門から、自由に作品のジャンルを選択、応募。カクヨムの読者による投票で高い支持を得た作品が最終審査にノミネートされます。
各部門1名の大賞は、なんと賞金100万円+KADOKAWAから作品が書籍化!各部門若干名の特別賞も書籍化され、また、読者賞という、読者選考期間中のランキングデータを元に、最も多くの読者の支持を集めた作品に授与される賞もあります。
この読者賞は大賞や特別賞も含めてたった1名が選ばれるため、KADOKAWAが別途決定する宣伝施策(豪華声優ナレーションによる
- TVCM放映
- 大型ポスター
- 看板
- 交通広告等
を利用した宣伝施策など)に基づいた追加宣伝が行われるなど、KADOKAWAの強力なバックアップを受けて出版されるとのこと。
大賞に加えて読者賞まで受賞された方は、本当に素晴らしい形でのデビューとなりますね。
カクヨムコン3のイチオシ作家さんをお二方紹介!
カクヨムコン3に参加されている作家さんで、私のおすすめしたい作家さんは大勢いらっしゃるのですが、今回は、その中でも特におすすめしたい作家さんをお二方紹介したいと思います。
音叉(おんさ)さん
ユーザーページ:https://kakuyomu.jp/users/onsa
エントリー作品:【左団扇奇譚】
イラスト作成者:水沢吉良
https://kakuyomu.jp/works/1177354054880214929
あらすじ:
ここは黒い太陽が輝く世界。昼は薄暗く、夜は尚暗い。そんな魑魅魍魎と隣り合わせの世界で、妖怪退治『左団扇』を経営する二人組。鵺使いの亜緒と、「妖殺し」の異名を持つ蘭丸。しかし、いつも『左団扇』には閑古鳥が鳴くばかり。
そんな店の扉を久しぶりに叩いた客、藤野宮 宗一郎は「殺したはずの彼女に命を狙われている」という。奇妙な依頼人の命と自分たちの生活費のために、二人の妖退治屋が軽い腰を上げる。彼らを取り巻く個性溢れるキャラクター達と、非日常的日常と妖しい世界。
作者からのコメント:
今回、拙作『左団扇奇譚』をみんなのブログ様で紹介して頂き、大変嬉しく思っています。この作品は所謂、和風ファンタジーなのですが、世界観は日本の明治後半~大正辺りの空気を反映させています。
洋装の陰陽師と妖刀使いの二人の主人公を中心に、様々な特徴を持ったキャラクターたちが絡んで物語が進行するというものです。二人の主人公に関わってくるキャラクターたちの関係性や人間模様が読者様には評判が良いようです。
キャクター達は皆、それぞれの秘密なども抱えているので、その辺を想像してもらうのも作者としては楽しいのではないかと思います。妖怪のほうも既存の資料をそのまま登場させるのではなく、この物語特有のオリジナリティーを持って料理しております。
イラストに何か感じたならば、是非ともページを捲ってみてください。一風変わった、少し大人の和風ファンタージーを楽しんでいただけると嬉しいです。
筆者より:
私が作品を読んで感想をお伝えしますという、Twitterでのタグ企画に参加されたのが音叉さんでした。私は基本的に小説に対しては辛口評価なのですが、音叉さんの作品に対しては、辛口になる点が出てこなかったです。
まだこの作品が書籍化されていないことが信じられないほどの素晴らしいクオリティです。イメージイラストも、そのまま本のカバーに使われていそうなぐらい美しいですよね。
一つ一つのエピソードで独立したテーマ・内容になっているので、気になったものから読んでみてはいかがでしょうか。
瀬川さん
ユーザーページ:https://kakuyomu.jp/users/segawa08
エントリー作品:【百の物語】
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884626755
あらすじ:
不思議な話やちょっと怖い話もあるショートストーリー
作者からのコメント:
読者の皆さんにオチで驚いたり、怖くなったりしてもらえるようなお話を目指しています。飽き性の私ですが、百話を書き終えるまでは頑張ろうと思っています。少しでも興味を持って、読んで頂けたら幸いです。
筆者より:
ショートショートホラーという、難しいジャンルに挑戦されている瀬川さん。お話自体もとても読みやすく、どの話もしっかりとオチがついているのですが、ああ、今回の話は怖かった・・・・・・とか、ああ、今回の話はいい話だったんだな・・・・・・と思わせてからの大どんでん返し、という作風も持ち味です。
定番のホラーでは満足できないという方に、特におすすめです。
最後に
私はカクヨムコン3に関しては完全に読むだけの立場なのですが、面白い作品ばかりで、読んでいるだけでとっても楽しめます。皆様も、これを機会にカクヨムの作品に触れてみてはいかがでしょうか。
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